「さよなら私のクラマー」講談社:新川直司
人はみな孤独で、自分の居場所を探している。特に会社という組織・集団の中では、うまく結果を出すことができなくて「居場所のない」思いをしている人も多いはず
もしアナタが部下にそんな雰囲気を感じることがあったのなら、このマンガを読んで欲しい。
---- 「さよなら私のクラマー」栄泉船橋高校2年 国府妙 ----
あまり身近では話題になっていないマンガですが、電子書籍で持ってるにも関わらず、コミックも大人買いしてしまったほど、ここ最近では一番ハマったマンガです。
サッカーを題材にしながら、頻繁に出てくる違和感のあるキーワード
それは「ひとりぼっち」
一人でいる時よりも、集団にいる時の方が『孤独』を感じる と言われます。これは私自身の体験からもそう思うことがよくありました。いわゆる「アウェー感」ってやつですかね(笑)
しかし、チームスポーツであるサッカーに、につかわない「孤独」というキーワード
スポーツマンガで孤独を表現すると、どちらかといえば「一匹狼」的な強さの表現になりがちですが、そこは「女子サッカー」を題材にしたこのマンガだからこその絶妙な描写だと感じています。
そんな「ひとりぼっち」なキャラクター達の中で、今回の主役はライバル
“最強ツインテール”の「栄泉船橋高校2年 国分妙(こくぶたえ)」
最強の攻撃力を持ちながら、守備が嫌いでユースをクビになった彼女。そんな超ワガママ、唯我独尊な妙を受け入れ、彼女の輝ける戦術を作って、チームに居場所を与えてくれた栄泉船橋高校キャプテン
浦川茜への思いから、妙が言った言葉
゛わたしには夢がある”
゛茜さんの作ったこのチームを日本一にする”
゛あの人を日本一のキャプテンにするんだ”
意味は同じでも 「私は(私たちは)日本一になる」ではないこの言葉!!
自分のためにではなく、茜への恩返しとして「勝つ」という意思の強さを感じるセリフでした。
きっとチームワークを乱す、協調性のない社員がいたとしても、その人が輝ける居場所を上司のアナタが作ってあげられることができたのなら、その人はきっと
「チームの目標達成のために最大限の貢献をしてくれる」
はずです。
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