「砂の栄冠」講談社:三田紀房 全25巻
・主人公は新キャプテン エースで4番 七嶋裕之(ななしま ひろゆき)
・高校野球は「興行」球児は「演者」
・高校野球が舞台ではあるが、中身は中間管理職のマンガ?
「目標達成」にチームを導くために、リーダーはどうあるべきか?
会社でリーダーシップを発揮する立場になった時、「自分にはリーダーシップがない」とか、「リーダーシップは生まれ持った素質だから…」と感じることはないでしょうか?
そんな時はこのマンガを見て欲しい
といっても、半分ギャグのような話でもあるが…
おそらくこれから三田紀房先生のマンガはこのブログにたくさん出てくることになるでしょう。それほど、ビジネススキルの詰まったマンガがいっぱいです!
みんなを「本気」で甲子園を目指すために、チームを導くキャプテンに
3年生が卒業して、新体制になったチーム。みんな「甲子園へ」という言葉を口にするが、初戦を1-0で勝ったチームに七嶋は感じる
゛チームの中の誰も本気で甲子園に行こうとしていない”
゛それがこのチームの決定的な問題!”
そんなチームを「本気」にさせるために、七嶋は決断する
゛頼りがいがあって、面倒見がよくて、軽い冗談を交えて、誰とでも仲がいい”
゛そういう世の中の人達が理想とする、完璧なキャプテンになる!”
゛羊の皮をかぶった狼になる!”
゛自分に課せられたキャプテンという役柄を、完璧に演じ切ってみせる!”
理想のキャプテンの姿を演じることで、みんなを引っ張っていくことを決意する七嶋は、監督など大人にたいしても、演じることで立場を保つ
゛性格が良くてなんでもハイハイと言うことを聞く素直な子供。それを演じてさえいれば大人は満足。誰も文句は言わない”
このマンガはリーダーとして、あるべき姿と自分自身のギャップを「演じる」ことで、埋めている。
そう、リーダーシップは「そうあるべき」を演じることによって、その立場を作ることができる。
リーダーシップは決して先天的な「素質」ではない。
このマンガはそれを教えてくれる。
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